Webライターになったら保険はどうなる?おさえておきたい基礎知識と加入すべき保険

会社員を辞めてWebライターになったら、保険ってどうなるの?

と悩んでいる人は多いでしょう。

会社員と違い、Webライターは社会保険の対象外。自分で保険や年金について学び、管理していく力が必要です。

本記事では、Webライターとして活動するうえでおさえておきたい保険の基礎知識や、加入すべき保険についてわかりやすく解説します。

各制度を理解すれば、今抱えている不安をぐっと減らして、自信をもってWebライターへの道を進んでいけますよ!

目次

会社員とWebライター「保険」の違い

会社員とWebライターの保険の違いは、以下のとおりです。

保険の種類会社員Webライター
健康保険社会保険(会社と折半)国民健康保険(全額自己負担)
年金保険厚生年金(会社と折半)国民年金(全額自己負担)
労災保険×
雇用保険×
Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

ざっと見るだけで、会社員と比べて待遇が良くないのがわかりますね…。解決法は後述するのでぜひチェックしてください。

順番に詳しく解説していきます。

健康保険から「国民健康保険」へ

会社員を辞めた後は、健康保険から国民健康保険に切り替わるのが一般的です。手続きは、お住まいの市区町村窓口で行いましょう。

社会保険は会社と折半できますが、国民健康保険は全額自己負担です。金額は、お住まいの地域や前年度の収入によって変わるので一概にはいえません。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

「全額自己負担」というワードが嫌いなのは私だけじゃないはず…(笑)。金額の目安を知りたい方は、お住まいの市区町村窓口で確認しましょう!

厚生年金から「国民年金」へ

Webライターになると、給与天引きだった厚生年金から、自分で支払う国民年金に切り替わります。会社員は、20歳以上60歳未満のすべての人が加入する「国民年金」と給与から天引きされる「厚生年金」の2階建て構造。

一方Webライターは、国民年金のみです。保険料は一律で、現時点(令和7年度)で1ヶ月あたり17,510円となります。

国民年金の支払いが厳しい場合は、免除や納付猶予制度もあるので上手に活用しましょう。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

国民年金の免除や納付猶予は、将来受け取る年金額に影響する場合があるため、慎重に検討しましょう!

労災保険・雇用保険の加入はできない

Webライターは、労災保険や雇用保険の対象外ということも覚えておきましょう。労災保険に加入できないため、仕事中のケガや病気で働けなくなった場合でも、保障がありません。

また、雇用保険にも加入できないため、以下のような給付金も受け取れません。

・失業手当
・出産手当金
・傷病手当金
・育児給付金
・教育訓練給付金
・介護休業給付金

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

会社員のようにさまざまな保障がなくなるからこそ、Webライターは万が一に備えて自分で準備しておくことが大切です!

退職後2年以内なら健康保険は任意継続できる

「国民健康保険に切り替わってしまうのが嫌だ…」と感じる方も少なくないでしょう。退職後2年以内なら、Webライターに転身しても健康保険を任意継続できます。

任意継続するための条件と、継続するメリットを紹介するので確認していきましょう。

任意継続するための条件

健康保険を任意継続するための条件は、以下の2点です。

・資格喪失日の前日までに健康保険の被保険者期間が継続して2ヶ月以上あること
・資格喪失日(退職日の翌日等)から20日(20日目が土日・祝日の場合は翌営業日)以内に「任意継続被保険者資格取得申請書」を提出すること

条件は2つだけなので、会社員として働いてきたほとんどの方が該当するはずです!

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

提出期限があるので、任意継続を希望する場合は早めに提出しましょう!

任意継続するメリット

健康保険を継続するメリットは、以下の3点です。

  1. 国民健康保険よりも保険料が安くなる場合がある
  2. 保険料が社会保険料控除の対象になる
  3. 健康保険の福利厚生が利用できる

順番に解説するのでチェックしてください。

国民健康保険よりも保険料が安くなる場合がある

収入の金額によって、国民健康保険に加入するよりも、健康保険を任意継続した方が保険料が安くなる場合があります。

ただし、国民健康保険料はお住まいの地域や収入によって異なるため、一概にはいえません。健康保険で支払っている料金を確認したうえで、どちらの方が保険料が安くなるか事前にチェックすると良いでしょう。

任意継続しても会社に勤めていないため、保険料は全額自己負担になります。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

会社員のように会社と折半ではないため、勘違いしないように注意が必要です!

また、国民健康保険より安くなる場合もあれば、高くなる場合もあることを念頭においておきましょう。

給与が高いほど、健康保険を任意継続した方が保険料を抑えられるのが一般的です!

保険料が社会保険料控除の対象になる

任意継続して支払った保険料は、全額、社会保険料控除の対象になります。確定申告の際に忘れずに申告しましょう。

保険料総額を1年間の所得から差し引けるため、所得を少なくし節税対策できるのもメリットの1つです。

健康保険の福利厚生が利用できる

3つ目のメリットは、健康保険の福利厚生が利用できる点です。国民健康保険には、レジャー施設や各サービスの割引というような福利厚生はありません。

健康保険を任意継続することで、さまざまな福利厚生を使うことができます。

Webライターが加入すべき「保険」

会社員に比べて、さまざまな保障が手薄になってしまうWebライター。そこでここからは、Webライターが加入すべき保険を紹介します。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

元保険外交員の私が本気でおすすめできるものだけ紹介するので、ぜひチェックしてくださいね!

収入源のリスクに備える!就業不能保険・所得補償保険

Webライターになったら、ぜひ検討してほしいのが就業不能保険所得補償保険です。

会社員であれば、病気やケガで働けなくなったとしても有給休暇が使えたり、傷病手当金がもらえたりするため、いきなり収入がなくなってしまうリスクを防げます。

一方Webライターは、働けなくなれば収入はゼロ。どこからも保障を受けられません。就業不能保険や所得補償保険に加入しておけば、働けなくなった場合でも給付金を受け取ることが可能です。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

病気やケガで収入がなくなってしまっても、家賃や住宅ローン、教育費など…支払いは待ってはくれません。いざという時困らないためにも、ぜひ前向きに検討してください。

混同されがちな就業不能保険と所得補償保険。主な違いは以下のとおりです。

就業不能保険所得補償保険
提供元生命保険会社損保保険会社
保険期間10年、20年といった長期間1年単位で更新する短期間
受取人被保険者被保険者
補償内容病気や怪我で働けなくなった際の長期間の収入減少に備える病気や怪我で働けなくなった際の短期間の収入減少に備える

このように、取り扱っている保険会社や保険期間など、異なるポイントがいくつかあります。両方の内容を理解し、納得したうえで加入すると良いでしょう。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

Webライターとして安心なスタートを切るためにも「収入ゼロ」のリスクを排除していきましょう!

病気・入院リスクに備える!医療保険

2つ目の加入すべき保険は、医療保険です。Webライターは、入院・手術などで働けなくなった場合、その月の収入が激減してしまう可能性があります。加えて、入院費用や手術費用も発生します…。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

つまり、Webライターが病気や入院をして働けない場合「収入は減るのに支出がいつもより多い」という恐ろしい状態になってしまうんです…。

医療保険に加入すれば、入院日数や受けた手術に対して、給付金を受け取ることができます。

たとえば「1日10,000円の保障プラン」に加入していれば、10日入院すると10万円受け取ることが可能です。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

入院中の収入減少や医療費の心配をせずに、ゆっくり治療に専念できるのはありがたいですよね!

病気をすると精神的にも不安定になりがち。そのうえ金銭的な心配をしなければならない状態は、誰しも避けたいはずです。

医療保険に加入していれば、医療費はもちろん入院中の収入減少もカバーできます。

老後資金を確保する!個人年金保険

3つ目のおすすめは、個人年金保険です。「厚生年金がなくなるなんて老後が心配」「国民年金だけでは心細い…」という方は多くいるでしょう。

個人年金保険とは、自分で決めた掛金を毎月支払い、年金方式または一括で受け取り老後資金に活用できる保険です。

個人年金保険のメリットは以下の2点です。

・確実に老後資金を貯められる
・貯蓄なのに生命保険料控除の対象になる

自分で貯金していると、よほど意思が固くない限り途中で使ってしまうことも…。

個人年金保険なら、強制的に掛金が引き落とされるため、確実に老後資金を貯められます。

また、控除の対象なので貯蓄しながら節税できるのも大きな特徴です。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

デメリットは1点!すぐに解約すると元本割れするので注意しましょう!

大切な家族の生活を守る!死亡保険

死亡保険も、Webライターが加入すべき保険の一つです。Webライターとして働いている本人が死亡した際、遺族は遺族厚生年金や中高齢寡婦加算を受け取れません。

残された遺族は「遺族基礎年金」しか受け取れないため、大きな死亡保障を自身で準備する必要があります。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

特に配偶者が働いていない人や、子どもがいる人は絶対に加入しましょう!

保障期間が決まっている掛け捨て保険であれば、月々数百円〜数千円で加入できる商品もあります。家計に負担にならない範囲で、万が一の場合に備えましょう。

年金問題解決!Webライターが加入できる年金保険

国民全員(20歳〜60歳未満の人)が加入する「国民年金」と、民間の保険会社が提供する「個人年金保険」の他にも、Webライターが加入できる年金保険はあります。

「Webライターになりたいけど将来の年金が不安…」という方はぜひチェックしてください!

全員が加入する「国民年金」

まずは、国民全員が加入する国民年金。受け取れる金額は、月に約5〜6万円です。約14万円受け取れる会社員と比較すると、とても安心できる金額とは言えません。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

住宅ローンや教育費などの大きな出費が終わっていたとしても、国民年金だけではかなりキツイですよね…。だからこそ、自分自身で年金を作ることが大切です!

Webライター版の厚生年金である「国民年金基金」

国民年金基金とは、わかりやすくいうとWebライター版の厚生年金。国民年金に上乗せして受け取れる年金制度です。

掛金の上限は月額68,000円と決められていますが、毎月いくら支払うかを自由に決めることができます。

1口目は2種類、2口目は7種類のタイプから組み合わせましょう。詳細は以下のとおりです。

1口目
タイプ支給時期保証
終身年金A型65歳〜一生涯15年間
終身年金B型なし
2口目
タイプ支給時期保証
終身年金A型65歳〜一生涯15年間
終身年金B型なし
確定年金Ⅰ型65歳〜80歳15年間
確定年金Ⅱ型65歳〜75歳10年間
確定年金Ⅲ型60歳〜75歳15年間
確定年金Ⅳ型60歳〜70歳10年間
確定年金Ⅴ型60歳〜65歳5年間

このように、終身年金タイプと確定年金タイプがあり、支給時期や保証期間も細かく設定されています。自身の将来設計をしっかりしたうえで、適したものを選びましょう。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

とはいえ、数十年後の生活を正確に予測することはできません。病気になっているかもしれないし、まだ現役で働けるかもしれない。何歳まで生きられるかもわからないですもんね…。

自分が豊かに安心して老後を送れるように、色々な予測をしたうえで選びましょう。

Webライターに高待遇な「iDeCo」

iDeCoも、老後資金を準備するのにおすすめな制度です。職業によって掛金の上限が決められており、Webライター(フリーランス・個人事業主)は月額68,000円を上限に加入できます。

iDeCoの最大のメリットは、全額所得控除の対象になること。さらに運用利益は非課税、受け取り時も税制優遇が受けられるので、節税対策をしながら老後資金の貯蓄ができます。

Colorful Writingリサーチャー 一谷千春

ただし、60歳まで引き出すことができないので、掛金は無理のない範囲で設定してくださいね!

社会保険がなくても大丈夫!不安を減らしてWebライターに挑戦しよう

会社員を辞めてWebライターになる際は、保険や年金などさまざまな不安点が出てくるでしょう。Webライターは、会社に守られるのではなく、自分で知識を身につけ管理していく必要があります。

自分に必要な保障を見極め、しっかり準備をしていきましょう。自分のライフスタイルや希望に合った制度を選び、安心してWebライターに挑戦してくださいね。

目次